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カスタム心構え

カスタムするときに出てくる言葉を理解する。

言葉の意味するものが理解できないと、作業内容を理解するのに苦労します。作業しないとイメージが湧かない部分もありますが、まず簡単に記述しておきます。

▪️Androidバージョンの表記方法や

バージョンと言えば “4.0.4” や “2.3.4" などの表現なのですが、
ビルドバージョンと言われる表現も存在します。これは "4.1.B.0.587 “ や “4.0.2.A.0.42” となっています。
その他コードとして “ICS (Ice Cream Sandwich (4.0))” や "Gingerbread (2.3)” と呼ばれることがあります。
root 化が出来たり出来なかったりは、ビルドバージョンを意識する必要があります。

4.0.4 / 4.1.B.0.587
4.0.4 / 4.1.B.0.431

2.3.4 / 4.0.2.A.0.62
2.3.4 / 4.0.2.A.0.58
2.3.4 / 4.0.2.A.0.42

4.0.X = ICS (Ice Cream Sandwich)
2.3.X = GB (Gingerbread)

root化ツールによって対応できるビルドが異なります。
ここで使用しているツールは 上記 2.3.4 / 4.0.2.A.0.58 までのビルドに対応しており、これより新しいビルドの Android端末をルートかしたい場合は、一度 4.0.2.A.0.58 もしくはそれより古いビルドにバージョンダウンする必要があります。

ネット上の情報やツールを使う上で混乱しないためにこれらの呼び方の関係を理解しておいた方がよいでしょう。

▪️isoファイル
Android 内部コードのファイルです。
login.iso
kernel.iso
amss-fs.iso
ググるとよく出てくるのがこのあたりのファイルです。その他多くのisoファイルでAndroid端末は動いています。

▪️ftfファイル
上記isoファイルをAndroid端末に展開(配置?)するためのファイルです。
Windows 上でファイル拡張子を .ftf から .zip に書き換えると中の isoファイルが見えたり入れ替えたりできます。
入手方法ですが、運がよければネット上で見つけられるかもしれません。
私はXperia firmware というツールを使って ftf ファイルを入手しました。

▪️ROM 書き込み
flashtoolというツールにて端末に上記ftfファイルを”書き込み”ます。
よく”ROMを焼く”という表現も使われています。

▪️ルート化
exploitと一般的に呼ばれるツールで行う作業です。
これが「ルート化」「ルート取得」と呼ばれる作業そのものです。
言わずもがなですが、「ルート」とはAndroid 端末内部を好きにいじれるようになる特別な権限です。
ちなみにこれはAndroid にとってウィルスそのものです。ウィルスチェックソフトで警告がでます。

▪️バックドア
Android バージョンを落とせばルート化できるのですが、せっかくルート化に成功しても、普通にバージョンを戻す(アップグレードする)とせっかくルート化したものが無効に戻ってしまいます。
この対策として、一度ルート化した時点で「一般ユーザーが実行できるが、ルート権限で実行されるプログラム」を仕込みます。
バージョンを戻した後にこれを実行し、ルート権限を取り戻します。

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